報告書を読む ②
藤島の伝統～古くから伝わる農業と地域資源（チーム伝統）
地域資源を、自然資源、歴史・文化資源、産業資源、生活文化資源の４つに大別し、各資源を数個に細分し資源名をあげ簡潔に説明している。例えば自然資源は、①天然記念物等生物資源として、十文字開発記念樹・添川根子杉・六所神社欅②温泉・冷泉・霊泉・鉱泉として、ぽっぽの湯・筍澤温泉をあげている。なお生活文化資源は、郷土芸能・イベント・郷土料理・他地域との交流などである。詳細は『「町の宝」・藤島町合併50周年記念誌』によるとあるので参照されたい。
本年度は産業資源の藁文化である。１９７６年設立の有機農業研究会が母体で、土作りの重要さが指摘され藁の大切さを見直そうと、１９８６年藁加工振興会として発足した。藁工芸部会と改称し、藁文化を広く知らせようと１９９０年から毎年日本藁文化大祭を開いてきた。藁作品の展示・販売（楽々、東田川文化記念館）、藁製品づくり体験指導、楽々藁工房などが主な活動で、フランス・台湾などにも招かれている。しかし会員の減少と高齢化など課題も多い。そのなかであえて３つの提案をしている。１、楽々工房の活性化。まず人の常駐である。２、ぽっぽの湯で藁製品の展示・販売。３、ペット用新製品の作成。人気が高まっているという。（つづく）（青山）
・報告書を読む ⑥／有機農業と藤島の活性化（チーム・エコ）②
・報告書を読む ⑤／有機農業と藤島の活性化（チーム・エコ）①
・報告書を読む ④／他店との比較からみる「四季の里・楽々(らら)」の現状（チーム楽々）②
・報告書を読む ③／他店との比較からみる「四季の里・楽々(らら)」の現状（チーム楽々）①
・東洋大学報告書を読む／エコタウン藤島応援団
・藤島活性化の実践と提案／東洋大学、藤島調査報告会開く
