日本共産党伊豆学習会館

みかん坂宮本顕治に逢いに行く　　工藤博司

　はじめてみかん山を見たのは伊豆であった。東海道本線が、小田原・まなづるを過ぎ、短いトンネルを抜け熱海に入る手前に、太平洋も光をいっぱいに浴びたみかん畑にはおどろいた。日本共産党の伊豆の学習会館につながる坂道の両側もみかん畑である。

　党大会・活動者会議・党学校などは良くここで持たれたので、故宮本顕治さんや不破哲三さんとはじめてお逢い出来たのもこの場所であった。その頃からオレンジやバナナの自由化で果樹農家は苦労していたが、ＴＰＰへの参加となれば一段と深刻に違いない。

　あの美しいみかん畑はぜひ守りたいものである。

　（画・加藤貞雄）