はぐろ民報FAX速報　　2004年12月29日　　　　　発行：日本共産党羽黒支部

羽黒町議会第12回臨時会 29日年前O時、自然流会 合併議案は審議未了廃案

　１２月２８日に開会された、羽黒町議会第１２回臨時会は、２９日午前０時、本会議休憩中に会期切れとなり自然流会となりました。これにより、合併関連議案は審議未了廃案となりました。

　また、議員８名の連名で提案された住民投票条例は、賛成８、反対９の賛成少数で否決されました。住民投票条例案の否決は、１１月４日に日本共産党の梶昇司議員が提案した議案が否決されて以来２回目です。

【２８日の動き】

午前９時ごろ　山口猛議長が冨樫栄一副議長に議長辞職願提出

午前９時35分　議長辞職願の取り扱いの協議のため、議員全員協議会を開会

　合併に賛成する立場をとる議員から「議長の責任を果たすべき」との意見が相次ぐ。
　これに対し、日本共産党の梶昇司議員らは「議会で賛否が拮抗している以上、住民投票を実施しなければ事態は解決しない」と主張し、紛糾する。

午前９時55分　議長辞職願の取り扱いの協議のため、議会運営委員会を開会

　　全員協議会と同様に紛糾。結局、前回同様本会議での起立採決で決めることで合意３。

午前11時10分　臨時議会（本会議）開会　議長の辞職許可案件が上程され、８対９で否決

午前11時15分〜　昼食休憩　その間、住民投票条例案が議長に提出される

午後１時　　　住民投票条例案の取り扱いを協議するため、議会運営委員会を開会

午後１時30分　本会議再開　住民投票条例案を先議　８対９で否決

　梶議員は賛成討論で富山県婦中町の専決処分の実例をあげながら、「議会が混乱状態で判断不能に陥っている以上、住民の意思によって決する以外に事態打開の道はない」と主張。

午後２時ごろ　合併関連５議案が一括上程、一括説明、各議案個別に質疑開始

午後３時45分　時間延長の決定

午後５時35分　本会議休憩　全員協議会を開会

　「即時閉会」か「会期いっぱい（２９日午前０時）まで審議」のいずれをとるか協議。
　合併賛成議員が「審議継続」を主張。梶議員は「伯仲状態で審議を強行すること自体間違い。即刻閉会すべき」と主張。

午後７時　　　本会議再開

午後８時10分〜夕食休憩

午後９時　　　本会議再開

午後11時15分　本間信一議員が「会期を２９日まで１日延期する」ことを求める動議を提出

午後11時20分　会期延長動議の取り扱いを協議するため、議会運営委員会を開会

　梶委員が「合併議案は予算議案と違い、今日決めなくても行政の執行には全く問題はない」と発言したことから、会議は紛糾。

午後11時45分　一部議員が開議請求書を提出するが、議会運営委員会開会中なので無視される

29日午前０時　議会運営委員会の協議がまとまらないまま、時間切れで自然流会