京田川氾濫 市内各所で被害
7月25日記録的大雨
日本共産党議員団が現地視察
新つるおか2024年08月04日No.2405
7月25日(木)からの記録的な大雨により、市内各所で被害が発生しました。
藤島地域を流れる京田川が氾濫危険水位を大きく超え、近くの集落の周辺は海のような状態になり、住宅の床上浸水や、圃場の冠水による被害も発生しています。
また、市道や林道なども、各所で崩落が発生しています。
市内の宿泊施設もキャンセルが相次ぎ、温海地域では500人規模で発生しています。
市では、6回(29日現在)の災害対策本部会議を開催し、被害状況の確認や、被災者への支援などについて協議を進めています。
29日からは、相談窓口も開設しました。
対策会議で市長は、「被災された方に丁寧な対応をしてほしい。担当課だけでなく他の部署とも連携して一元的に対応を」と求めました。
27日(土)は、吉村美栄子県知事が、藤島地域の京田川(三和集落)と、藤島川(藤浪橋)の現地視察を行いました。
京田川が大きく越水した三和町内会。県がドローンで、26日午前8時30分に撮影した画像。27日の吉村知事の現地視察の際に示された。
26日朝5時頃の(株)ウエノ
27日の吉村知事の京田川(三和)現地視察。中央が上野隆一(株)ウエノ社長、右端が関徹県議、左端が吉村美栄子県知事。
藤島元町の藤島川(藤浪橋)は、氾濫危険水位4.20メートルを2.68メートル超える最高水位6.88メートルを記録(25日18時40分)。
写真は25日16時30分時点
山五十川の土砂崩れ
いわぶち参院議員ら酒田・鶴岡を視察
30日(火)は、日本共産党のいわぶち友参議院議員(比例東北)が、酒田市と鶴岡市の被害状況を視察し、関徹県議と共産党市議団が同行しました。
京田川が越水した三和町内会では、上野隆一(株)ウエノ社長と富樫修町内会長、田中寿一主事、成田譲藤島庁舎支所長が応対し、状況を説明。上野氏は、毎年調査している気象データを示し、京田川下流域は改修済で、上流の三和はなぜ洪水になるのか、流域全体の問題を明らかにして根本的な対策が必要と話しました。
泥水が冠水した転作大豆畑の被害の大きさも、現地確認しました。
その後、市役所本庁舎で阿部真一副市長と、加藤明防災安全課長の説明を受け、今後、国と県の対策に生かしていくことを話しました。
転作大豆畑(楪集落)の被害確認。右から2人目がいわぶち友参院議員。
いわぶち友議員の大雨被害調査。右から三和町内会の田中寿一主事、富樫修町内会長、成田譲藤島庁舎支所長、上野隆一(株)ウエノ社長、いわぶち友議員
市役所本庁舎で、阿部真一副市長(左橋)から説明を受ける
25日の記録的な大雨/なぜ京田川や藤島川が氾濫状態に(民報藤島2024年08月04日第1457号)