核兵器禁止条約批准求める請願、委員長裁決で不採択

市議会総務常任委

１人退席、可否同数

　「核兵器禁止条約の署名・採択を求める請願」が、被爆者の三浦恒祺氏と鶴岡田川原水協、田川原水禁から鶴岡市議会へ提出され、８日に行われた総務常任委員会で審査が行われました。

　紹介議員の山田守議員は、被爆者である三浦恒祺氏のメッセージを朗読。

　メッセージには「父は東目の出身、母は関根の出身、私は生粋の庄内人です。中学２年の多感な時期、私は地獄の底を見ました。15歳の少年にとってあまりにむごい体験でした。もしそれがあなただったとしても核兵器は必要だというのでしょうか。同郷のみなさん、あなたたちが私の希望です。」と壮絶な広島での被爆体験と核兵器廃絶に対する思いが綴られていました。

　裁決では議員１人が退席し賛否同数となり、委員長裁決で不採択となりました。