木質バイオマスでエネルギーを自給自足

秋に楽しむ山の感謝祭ｉｎ三瀬

報告を行う三瀬地区自治会の代表

　「秋に楽しむ山の感謝祭２０１７in三瀬」が、11月26日開催されました。

　三瀬地区自治会（加藤勝会長）が環境省事業で取組んでいる「地域活性化に向けた協働取組の加速化事業」＝木質バイオマスで地域のエネルギーを自給自足する取り組みについての報告などがされました。

　経過では、「山の荒廃を何とかしたい」と自治会が５年前から構想し、調査で地域内使用の灯油・重油が計約１・１億円と試算され、これを地域内の森林資源活用に置き換え、森林整備とエネルギー利用を進め、地域にお金が廻り、活力を生む「協働事業」を取組もうと申請し、今年が２年目の事業となっています。

　来賓として訪れた皆川市長も挨拶し、自らもこれまで再生可能エネルギーの重要性について考えてきたことに触れ、「三瀬地区の取組をフロントランナーとして見ている」と述べました。

　「木質バイオマスをつかおう！」の事例発表では、薪ストーブ、薪ボイラーの取扱業者による導入事例やアドバイス、三瀬の薪研究会による薪の確保や、地域内での薪ストーブを楽しむ声などが報告され、屋外では薪ストーブ・ボイラーの展示や実演もありました。

　参加した菅井巌市議は、「地域内の経済循環を生み出す好事例だと感じた」との感想を寄せています。