共産党市議団が皆川市長と懇談

「市民党の立場貫く」と約束

懇談する皆川市長（左）と日本共産党市議団（１０月２７日、市役所内）

　日本共産党鶴岡市議団（加藤鉱一団長）は10月27日、皆川治市長と初めて懇談の機会を持ちました。

■加藤氏に祝い酒「誤解招く行為だった」

　党市議団は、報道されている「加藤鮎子氏に対する衆院選当選祝い」について質問。これに対し、市長は「総選挙投票日の翌日の23日、初登庁の９時前に、地元選出代議士なので挨拶に伺った。手ぶらでも良かったが、後援会がお酒を用意していたのでそれを持参した。その後、事務所から『不適切ではないか』と指摘され、24日に回収した。誤解を招く行為だった」と述べました。

　「自ら贈った酒の回収に市職員を使ったことは、適切であるか疑問だ」と質したのに対し、「事務所から回収してほしいと電話があった際に取材を受けていた最中で、私が行けなかったので職員から行ってもらった」と述べましたが、党市議団は「本来、後援会が回収すべきだった」と指摘しました。

■来年度予算、市長公約の特別枠設ける

　党市議団は、皆川市長が初心で示した「市民党」の立場を、市民の期待を裏切ることなく貫かれるよう、また公私の区別を守るよう要請し、市長は誠実に果たすことを約束しました。

　市長が公約で示した、学校給食費の無償化実現などについても話題にしました。

　懇談に同席した髙橋健彦総務部長は、来年度の予算編成方針について、市長公約の特別枠を設けていること、財源確保の検討など来年１月の市長査定に向けて作業を進めていることなどを述べました。