文化会館屋根・壁のゆがみ、市民に説明を

市民から「文化会館の杜撰な工事」について陳情提出

文化会館の屋根・外壁のゆがみ

　市民３名から市議会議長宛に提出された「鶴岡市文化会館の外壁、屋根等の杜撰な工事についての陳情」について、鶴岡市議会議会運営委員会は、８月24日と28日に取り扱いを協議しました。

　24日の会議では、各会派に持ち帰り検討することとし、25日の会派代表者会議を経て、28日に渡会建設部長から説明を受けました。

　渡会部長は、「壁や屋根のゆがみは素材と施工方法によってゆがみが出るよう施工されているもので、施工ミスでも杜撰な工事でもない」と説明しました。

　日本共産党の加藤太一市議は「『杜撰な工事』かどうか現場を検証しなければわからないので現場を見るべき」と主張しました。

　引き渡し延期については賛否が分かれ、結論は出ませんでした。

　日本共産党市議団は28日午後に現場を視察。その後、小野寺議会運営委員長から現場視察を行いたいとの連絡があり、29日の本会議終了後、議会運営委員会のメンバーが現場を視察しました。

　陳情に対する議運委の対応はまだ決まっていません。

　現場を視察した加藤太一市議は「施工ミスや杜撰な工事が行われたということではないと思うが、屋根の極端なゆがみは見た目にも満足のゆくものではない。設計の段階から予測できなかったのか疑問が残る。市民に理解してもらうには詳しい経過と施工内容を丁寧に説明する必要がある」と話しています。