このコーナーで、「鶴南を中高一貫校にすると、中学受験競争が発生する」と書いたことに反響がありましたので追記します。併設型中高一貫校（他に２形態あるが略）では、中高一貫中学校の「入試」があり、合格すれば高校入試を受けることなく中高一貫高校に進学することができます。
制度導入時に国会決議でも「受験競争の低年齢化」とならないことが求められたため、「入試ではなく適正検査」がおこなわれていますが、実際には「適正検査に合格するための受験競争（？！）」が展開されています。
競争主義を推進する規制改革会議でさえ、「エリート進学校への併設等は、中高一貫校が受験エリート校化する蓋然性が大きく、設置の趣旨に反する。･･高い進学実績を誇る地域のトップ校への併設等は行わないこととする」ことを求めています。
鶴岡市の考えは、そういう指摘を無視したものとなっています。
遊びを含めた豊かな体験を通して、人間性や多様な能力を発達させるべき小学生期を受験で潰してはなりません。（県議 関 徹）
