鶴岡市文化会館改築工事請負契約の一部変更は、６億２２１万７７２０円を増額し、84億８６２１万７７２０円に変更するもので、平成24年３月の当初計画での本体工事費約40億円の倍以上となります。
内訳のインフレスライド額１億８７０６万３５６０円は、昨年２月の業者の申出額で、デフレ経済下の精査に疑問が残ります。
変更工事額４億１５１５万４１６０円は、平成27年８月頃に着工し、議決前の着手で問題でした。
共産党市議団と市民クラブ、無会派２人の計10人が反対しましたが、自公会派18人の賛成で可決されました。
■歩いて行ける小学校なくすな
第２期計画で栄小、長沼小、羽黒一小の３校の学校統廃合について、党市議団は「小学生にとって、歩いて行ける距離にある小学校とそれを中心にした親や地域住民によるコミュニティが、子どもの成長発達を支える役割は計り知れない」として反対しました。
■バイオ研究支援増加には賛成できない
平成29年度補正予算は、先端研究産業支援センターに実験用動物飼育施設を約１億円で建設することが含まれます。
バイオ研究に対する支援の増加と、法的規制がない状態で鶴岡市が自由に動物実験ができる地域になることには賛成できないとして、共産党市議団は反対しました。
■請願者の発言聞こうとしない自公会派
請願では、「治安維持法による犠牲者救済に関する請願」が共産党市議団と市民クラブ、無会派２人の計10人が賛成しましたが、自公会派18人が反対し不採択になりました。
審査された20日の総務常任委員会では、加藤鉱一議員が請願者の発言の許可を求めたのに対し、自公会派が反対。市民の発言を聞こうともしない姿勢は議会として大きな問題です。
