高知市では「官製ワーキングプア対策」

市議会産業建設常任委が行政視察

　鶴岡市議会産業建設常任委員会は５月９日～12日に行政視察を行いました。

　主な視察箇所と目的は、高知県高知市「建設工事・業務委託・指定管理を対象にした公契約条例、公共調達について」、徳島県三好市「都市部と地域の循環、廃校、空き家などを活用したサテライトオフィス」、香川県坂出市「市の特産品をブランド認定し、情報発信する独自認定制度」、愛媛県松山市「行政と民間による協働の道後温泉活性化事業」などです。

　特に、高知市での公共調達条例は「官製ワーキングプア対策」「品質、価格及び契約履行の適正確保、公正労働基準の確保」という観点から議員提案による条例改正により、公契約における労働報酬下限額や、労働台帳の作成、提出などを定めたものであり、今年度から実施されています。

　外部委託が進む市の指定管理事業などでも、労働者の賃金確保や、行政サービスの質の確保の面でも注目される内容であり、鶴岡市としても検討すべき課題と感じました。

　この行政視察には委員の菅井巌市議が参加しました。