国の補正予算による「地方創生関連予算」２１８７・５億円と「地方創生加速化交付金」１０００億円を活用した事業が組まれています。
■食文化創造都市などに「加速化交付金」
「加速化交付金」は昨年10月まで策定した地方版総合戦略に位置づけた「先駆的事業」で、「官民協働」「地域間連携」「政策間連携」の２つ以上を含む事業が採択とされ、鶴岡市では、ユネスコ食文化創造都市や鶴岡産特産物の輸出、国際観光の推進、教育旅行の企画などが目玉で、新年度に繰越明許となります。
エデュケーション・トリップ企画開発事業１８００万円は、覚岸寺のサイエンスパーク開発を手掛ける「ヤマガタデザイン(株)」がおこなう「教育旅行」の開発です。
ユネスコ食文化創造都市インバウンドプロモーション事業１０５０万円は、ユネスコ本部(パリ)での国際交流イベントにおけるプロモーション活動です。
観光文化都市つるおか交流推進事業２７５１万円と国際観光推進事業１３３３万円は、ぐるっとバスの運行や観光スポットのライトアップ、首都圏や中京圏での観光キャンペーン、月山ジオパーク推進協負担金、外国人観光客の受け入れ環境の整備や情報発信などがその内容です。
■小・中学校５校に耐震補強事業
国のＴＰＰ対策関連で、経営体育成支援事業３億３４１１万円は、補助率２分の１の担い手確保・経営強化支援事業補助金です。
松ヶ岡地域振興事業４３６０万円は、松ヶ岡開墾場の駐車場を含む多目的交流広場と公衆トイレの整備です。
小学校耐震補強事業１億３９２６万円は朝暘二小、上郷小、西郷小、羽黒二小。
中学校耐震補強事業３２３５万円は豊浦中の屋内体育館の天井撤去と照明ＬＥＤ化です。
除雪費では市長専決処分で４億６６７０万円が追加されました。
■臨時福祉給付４・８億円は「選挙対策」か
灯油購入助成事業３０２５万円は県の２分の１補助を受けて低所得の高齢者世帯等に現金支給されます。
臨時福祉給付金給付事業４億８６８２万円は、低所得の高齢者に対する３万円を６月までに配り終えるとしており、安倍政権の税金を使った「選挙対策」ではないかと疑問になります。
