先日、母一人で４人の子どもを育ててきたという方から、「お金が無くなると、『しょうゆとバターで炒めたご飯』だけの食事になった」というお話しを聞きました。「三人目は月三千円しか出ない（しか加算されない）児童扶養手当」のことも訴えられました。
私は18年間のＰＴＡ活動を通して、市議としての９年間を通して、貧困に苦しむ多くの家庭と出会いました。特に胸が痛んだのは、こうした一人親家庭の貧困です。
■子どもの貧困拡大政治
母子二人暮らしで県立高校に入学した息子が学費を捻出するためにアルバイト、部活も、友達と遊ぶ時間も無く、毎日働く生活の厳しさから学校を休みがちとなり、母親が気づいた時には既に進級困難で退学となったというご家庭もありました。
こうした高校生と家族の苦しみから生まれた高校授業料無償化措置は、経済的理由で退学する高校生を大きく減少させましたが、自公政権は制度を廃止しました。
■子ども・子育て守る県政を
県は昨年、渡辺ゆり子党県議の提案に応えて、子どもの貧困対策計画を策定すると表明しました。
国の政治の根本的転換をめざすとともに、子ども医療費高３まで無料化、学童保育充実、返済不要の奨学金制度創設などなど、県としての施策の新設・充実に全力で取り組んでいく決意です。
