テロ組織「イスラム国」による日本人人質事件は、鶴岡市民にも大きな衝撃を与えました。８日には市内で後藤健二さんを追悼するつどいも開かれました。
非道なテロを無くすことは、国際社会の喫緊の課題であり、市民の強い願いです。
しかし、戦争ではテロは無くならず、むしろ報復の連鎖を生むことも明らかです。貧困を無くし、憎しみを和らげていく粘り強い取り組みが求められます。
■鶴岡で憲法と平和を考える
先年、アフガニスタンで農業支援活動に取り組んできた方（酒田出身）のお話しを聞く会が出羽庄内国際村でおこなわれました。
「支援活動は丸腰だからこそ安全。『戦争しない国』として尊敬される日本人はどこでも受け容れられる。自衛隊の派兵は私たちを危険にし、活動を困難にする」というお話しがよみがえります。
安倍首相は人質事件を口実にして「安全保障法制整備を急ぐ」と言い、来年の参院選後に「憲法改正を発議する」とも明言しました。
イラク戦争には、神町駐屯地からも約５百人が派兵されています。安倍政権が進む道は、山形県からも戦死者を生む道です。
いっせい地方選挙で安倍首相の野望を打ち砕き、九条が花開く日本への道を切り開きましょう。
