共産党市議団に政倫審を発動

批判高まる議会で「火に油」

　共産党市議団４議員に対し、市議会議員政治倫理条例に基づく審査請求が27日、議長に提出され、28日受理されました。

　請求者は、小野由夫（無所属）・黒井浩之（公明）・佐藤麻里（新政クラブ）の３議員です。

　詳しくは「新つるおか」11月６日号を参照下さい。

　新政クラブが「ガソリン代私的流用」政倫審で問題にされたため、「やられたらやり返す」幼稚な手法で、共産党市議団の公開資料を「あら探し」し、政倫審を多数の力で発動したものです。

　市民の批判が高まる議会で「火に油」です。

「百条委」も報復で

　市長に対する「百条委員会」も、市長選敗北の「報復」です。

　彼等が「あら探し」の尋問を繰り返し、マスコミからも、「百条委、政争の場でない」（山新社説９月20日）、「対立と分断深める百条委」（荘内日報10月７日）と取り上げられました。

出羽商工会も問題視

　出羽商工会の上野隆一会長は、10月26日の市長と議長に対する要望の中で、次のように取り上げました。

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　喫緊の課題として、市長と議会との間に確執が続いていることにより、市当局が緊張し施策に保身的姿勢が表れ、事業者の立場や生活者である市民としての立場からの視点が阻害されているように見受けられます。

　市政の両輪である市長と市議会が、この軋轢の生じている関係を一日も早く改善しない限り、市民のための自由で闊達な政策作りは望めません。

　双方が柔軟かつ円滑なコミュニケーションを持ち、市民及び事業者の利益を最優先にした施策が実現されなければなりません。

給食無償化に抵抗

　しかし、10月27日の臨時議会で、「物価高騰による保護者の負担を軽減したい」として提案した「５ヶ月間の学校給食費の完全無償化」に対し、

　尾形昌彦議員（新政）は、「半額支援とか、第２子など対象者を絞る考えはなかったのか」、「財政の裏づけがあっての一時的なものと確認したい」、

　渋谷耕一議員（新政）は、「唐突で軽々だ。どんなメンバーで決めたのか」など、抵抗する質疑を繰り返しました。

　市民は、学校給食の完全無償化に、もろ手を挙げて大歓迎です。

鶴岡市議会議員政治倫理条例に基づく審査請求書（ＰＤＦ）

自公議員ら共産党４議員を審査請求／新政クラブ「ガソリン代私的流用」政倫審の報復か（新つるおか2022年11月06日No.2321）