鶴岡市長選で皆川氏再選

市議選は定数４減のなか、得票数・率伸ばし

共産党は４人当選！　山田氏惜敗

支持者と当選を喜び合う皆川市長（11日０時30分頃） 選挙戦の報告をする共産党鶴岡市議団ら （11日午前・荘銀タクト前）

　10日投開票の鶴岡市長選挙で、当落の結果が判明したのは11日の午前０時19分でした。

　23時30分現在の開票97・31％の時点で、佐藤氏が３万３６００票、皆川氏が３万３４００票と、２００票差で負けていました。

　残り１３００票余りであり、加藤鉱一氏は皆川氏の落選を覚悟し、事務所に駆けつけました。

　ところが、着いた途端に、１２０票の僅差で勝利の報が入り、歓声が湧き起こりました。

　重苦しい雰囲気で、誰も口を開かずにいた参加者たちが、一転して喜びに湧き上がりました。

　大逆転劇のまさにドラマチックな場面でした。

■強大な組織とのたたかいに勝利

　勝利の報を受け、皆川氏が参加者に囲まれて事務所に入りました。

　皆川氏は「今回の選挙は大きな組織と、草の根の組織との対極にあるたたかいだった」と、選挙戦の様相を述べました。

　日本共産党の関徹県議は、「強大な組織とお金を持った相手陣営とたたかいながら、市民が主役を貫く皆川市長は、歴史に新しい一ページを開いた」と祝意を述べました。

■市議選で得票数を７９７票伸ばす

　鶴岡市議選では、定数32から28に４減のなか、共産党市議団は現職５人を擁立しましたが、４人が当選し、山田守氏は次点で及びませんでした。

　共産党は「皆川氏を支える党市議団の役割」を前面に掲げてたたかい、得票数を前回の８５０３票から９３００票に７９７票増やし、得票率も前回11・７％から13・８％に伸ばしました。

　「市民と野党の協力共同」の相乗効果です。

　みなさんのご支援に感謝申し上げます。

・鶴岡市長選・市議選／皆川氏、自民前県議に競り勝つ／日本共産党得票伸ばし４議席（新つるおか2021年10月17日No.2269）