自公会派が皆川市長の選挙公約実行を「妨害」

市長給与の３割カット

　鶴岡市議会12月定例会では、自公会派の議員が皆川市長の選挙公約実行を「妨害」する異例の事態となりました。

　皆川市長は先の市長選挙の公約の第１に「市長給与の３割カット」を掲げ、「市民に混乱と市政の停滞を招いた責任を引き継ぎ、新文化会館論争に終止符をうつ」としたものです。

■前市長の「行政責任」を引き継ぐ

　市長公約の正当性は、本人が関わらなかったものでも、前市長の「行政責任」を引き継ぐとしたもので、トップとしては当然です。

　市長は公約を実行するために、過去の懲戒的処分で最高の期間を参考に、６ヶ月間の給与３割カットを12月議会に提案しました。

　12日の総務常任委員会に議案が付託され、自公会派は「公約の正当性が疑問」「期間はなぜ４年でないのか」と問題にして否決。

　これを受けて、皆川市長は期間を任期中４年間に変更するため、21日の本会議で議案を撤回し、22日に再度提案する考えを示しました。

　しかし、自公会派は反対した議案の「撤回」にも反対し、市長の市民との約束を実現させない態度です。

　建設費が倍増した文化会館の「行政責任」は認めさせないという思惑が明白です。


・１２月市議会／市長公約「３割減給」を自公が妨害／共産党市議団は市長提案すべてに賛成（新つるおか2018年01月01日No.2076）