看護師養成定員拡大求める

庄内地方の代表　県に署名提出

署名簿を提出する庄内地方の医療機関・介護施設の代表 （10月24日＝山形県庁）

　山形県庄内地方の医療機関・介護施設などの代表は24日、庄内地域の看護師養成定員の拡大を求め、県庁内で吉村美栄子知事宛ての署名簿を提出しました。

　酒田地区医師会十全堂、鶴岡地区医師会、酒田市病院機構日本海病院、宮原病院ケアホームみやはら、本間病院、庄内医療生協、酒田健康生協など25の賛同医療・介護施設関係機関・団体が９月から署名運動に取り組み、10月10日現在２万３５１４人の署名が寄せられています。

　25団体・機関のほか31団体が取り組みに協力しました。

　署名運動の呼びかけ人の岩本鉄也庄内医療生協専務、医療法人健友会本間病院の加藤裕三常務補佐、井上ゆきえ鶴岡協立病院総師長らが、県の担当課室長と懇談しました。

　県は、「２万人の署名を重く受け止めています。酒田市立看護学校の定員は30人、鶴岡市立荘内病院付属看護学校は20人の定員だが、それぞれ40人まで受け入れ可能な教員がいる。県としては両市と協議をしていきたい」と述べました。（しんぶん赤旗10月28日付）