☆高校でも全国学力テスト？今、中央教育審議会で、「高校で新たに『基礎学力テスト』を導入する」ことが検討されています。小中学校でおこなわれている全国学力テスト（学テ）の弊害を高校まで広げるものです。
☆私は、07年４月の小中学校の学テ開始に先立つ同年３月市議会でこの問題を取り上げました。
扱われるのは学力のごく一部の要素であること、児童生徒間・学校間の競争が加熱すること、民間企業に丸投げされ個人情報の漏洩が懸念されることなどを指摘して参加に反対しつつ、学校ごとの結果発表をするなと求めました。
実施後の同年６月市議会でも再び追及しました。
☆弊害あらわに
８年目（７回実施）を迎えた学テは、私の指摘の通り競争が年々激化。「成績」トップの秋田県を始めとして、「学テ対策」が過熱しています。
通常の授業時間を減らして学テの模試を重ねるなど、「テストのためのテスト」で「成績」を上げることは、真の学力を育てることとは無縁であり、子どもに無益な負担を与えるものです。
☆県政の場で発言していきます
学テの根本にあるのは市場原理主義・競争至上主義の思想であり、それは安倍内閣の政治の柱です。
吉村知事は今年の春に、「（テスト結果を）できる限り公表していく方向で取り組んでほしい」と述べましたが、９月になってそれを撤回しました。
県議会の４分の３を占める自民党などが知事を動揺させないように、県政の場できっぱり発言していかなければなりません。
