９月３日第２次安倍内閣が発足した。しんぶん赤旗は多様な角度から論調している。英国のある新聞は「４番目の矢として軍国主義が復活しないように願いたい」と注文しているという。９月６日付しんぶん赤旗は「安倍内閣『日本会議』」が占拠」という一面トップ記事である。日本会議は日本の侵略戦争を正当化する改憲・右翼団体で、これを支援する「日本会議国会議員懇談会」がある。それに閣僚19人のうち15人が所属しているというのだ。安倍首相は特別顧問、高市早苗総務相は副会長、その他多くが役員になっている。過去最多の５人の「輝く」女性が入閣した。その一人有村治子女性活躍相は、昨年の参院選で日本会議推薦を受けて当選。日本会議発行の月刊誌『日本の息吹』に、「万世一系の国柄を次世代に」のテーマで、「戦後の教科書からは、万世一系という言葉は消えました。そこから始めていかなければいけない」などと書き、臆面もなく天皇中心の「日本の国柄」を教育に持ち込む狙いを語っている。本来なら首が飛ぶ発言であろう。
盟友とする米国さえ「安倍氏は戦時中の行為について、日本は不当な批判を受けているとするグループと連携」といい、日本会議と密接な関係があるとしている。ご退陣願いたいものだ。
