クラゲ乱舞

世界一の加茂水族館(愛称クラゲドリーム館）

―「しんぶん赤旗」を読んで　青山　崇

　赤旗日曜版８月24日号「たび」欄、「クラゲの乱舞　世界一」の見出し、６月１日リニューアールオープンした地元加茂水族館（愛称クラゲドリーム館）の紹介である。かつて来場者が年間９万人ほどまで低迷し閉館の危機さえあったのが、30万人までに躍進したのである。

　サムクラゲ・フウセンクラゲ・ハナガサクラゲ・ユウレイクラゲ・サカサクラゲなど常時35種ほど展示できる規模は世界一である。メーンはなんといっても数千匹のミズクラゲが泳ぐ直径５ｍの巨大水槽です。これを見つめていた人が、「朝からここに３時間います。飽きないんですよ、ストレス解消に最高です」。ポツリと言ったという。

　ここまで来たキッカケは、偶然、３㍉ほどの生き物を見つけ、なにかも分からず飼育していたのがサカサクラゲだった。こうして世界で始めてクラゲ飼育に成功したことであった。それを行ったのが、現同館副館長奥泉和也さんで藤島・須走出身である。庄内トップの集客観光施設に生まれ変わったオンリーワンの水族館と胸を張る村上龍男館長と２人３脚でここまで来たのである。奥泉さんに感謝し今後の更なる研究の発展に期待したい。