いよいよ第２次発掘調査

鷺畑山古墳１号

５月29日から５日間

　昨年の発掘調査で、墳丘のある庄内唯一の、そして日本海側最北の古墳と確定した同古墳の２次発掘調査が始まります。

　古墳北側トレンチの発掘精査で、周溝と築造方法を明らかにすることをねらいにしています。

　同古墳発掘調査会は、作業ボランティアや募金を寄せられることをお願いしています。

　作業は９時30分～11時30分、13時～16時30分。

　募金は１口１０００円以上です。

　問い合わせは東田川文化記念館(℡６４・２５３７)

■発掘　ひとこと

　「何出てくんのや」と棺内に埋葬されているであろう剣・刀・鏡・勾玉の出土に多くの方が期待しています。

　しかし古墳発掘は「慎重」さが求められています。例えば報道された高松塚古墳壁画の変質が問題になりました。埋葬された貴重な品々が空気に触れるとすぐ劣化(品質の低下)するのです。それを防ぐには、専門技術家による慎重な対応と資金が必要です。

　したがって当面の課題は１号墳の周溝・築造方法・墳丘の構造などを明らかにすること、また他の２・３号墳、大西山古墳を確定することなどになります。

　なお、今夏東北芸術工科大学北野博司さんが学生と一緒に調査されるとの連絡がありました。(調査会事務局長・青山)