『平和への証言』第二集出版

被爆・戦時体験 20人の証言集録

つるおか・たがわ九条の会

　つるおか・たがわ九条の会（脇山淑子代表）は、昨年に続き『平和への証言』第二集を。11月14日に出版しました。

　この証言集は、この地域に住み、地域でくらしてきた人達の戦時体験をまとめたものです。

　第一集と共に、あの悲惨な戦争を風化させず、戦争を知らない世代に語り継ぎ、二度と戦争を繰り返さない平和への強い願いが込められています。

　安倍政権は、平和憲法の改悪を最重要課題とし、日本を再び戦争する国にする企てを進めようとしていますが、つるおか・たがわ九条の会の戦時体験の語り継ぎは、この危険な情勢を変える、大きな力になると注目されています。

　今回の第二集には20名の証言が掲載されていますが、特に故人を含む７名の被爆体験と、修学旅行で広島を訪ねた中学生の手記が特集になっています。

　「会」では、来年第三週を発行する予定です。体験者が高齢になっていることから、今やらなければならない仕事です。

　　『平和への証言』第二集はＢ５版、１２０ページ、５００円（税込み）。

　共立社鶴岡生協組織部などで取り扱っています。

　問い合わせは同部＝電話０２３５（２２）５１１１＝へ。

『平和への証言』第二集収録　２０人の証言 １ 我が青春と戦争体験 鴻池　雅夫 ２ もっともっと勉強したかった 富樫　典子 ３ １４才の太平洋戦争 田村　謙士 ４ 予科練（海軍）から被爆者の会へ 砂田　栄吉 ５ 救援活動で被爆（ヒロシマ・似島） 池田伝三郎（故人） ６ 教科書を離さない子ども 阿部　　功（故人） ７ 被爆者教師として 今間　清人（故人） ８ 私は人間魚雷だった 金子　鉄夫（故人） ９ 髪の毛がボーと立って（長崎で被爆） 小野寺春江 (成澤奈緒美） 10 長崎の旅館で被爆 齋藤　幸一（故人） 11 被爆体験を語りついで 三浦　恒祺 12 奪われたふるさとサハリン（樺太） 粕谷　仲子 (粕谷　政二)（故人） 13 引き裂かれた家族 佐藤　延子 14 退く勇気と人間愛（佐藤幸徳元師団長を偲ぶ） 佐藤　幸雄 15 子どもたちに渡したい憲法９条のバトン 我孫子冨子 16 予科練で詠んだ歌 渡辺　　万 17 子どものころの戦争（俳句を通して） 畝　　　　博 18 マレーで英軍捕虜となって 佐藤　治郎（故人） 19 「被爆者は語る」から「歯がみして生きる」まで 佐藤　玄祐 20 私の八月十五日 佐藤　治助（故人）