すべての農地・農業用施設に激甚災害指定

高橋衆院議員、現地調査をもとに首相へ申し入れ

被害現地調査を行う高橋千鶴子衆院議員（右から３人目） ＝８月５日、羽黒町大口の養豚場にて

　日本共産党の高橋千鶴子衆議院議員と渡辺ゆり子県議、鶴岡市議団等による、７月の大雨被害調査が５日おこなわれ、髙橋議員からその後の報告が寄せられました。

　髙橋議員は調査翌日の６日に衆院災害対策特別委員会理事会で発言し、安倍総理に対し７日に申し入れ、激甚災害の指定など一定の成果が出ています。

　激甚災害指定は15日閣議決定され、農地、農業用施設、林道は全国１本で対象となり、山形県内すべてが入ります。

　西川町は土木など公共事業も補助上乗せする局地激甚災害に指定となります。

　住宅の応急処理などは災害救助法の柔軟適用で対応します。

　羽黒町大口の養豚被害については、１５３頭の豚が行方不明となっていますが、農水省経営局では「現行共済制度では死体が見つからない限り共済の対象とならないとされていたが、これまでなかったことであり、多数の行方不明が出て探すのは困難」と判断し、行方不明＝死亡として扱い、共済の対象とすると報告されました。