風しん予防接種に助成

７月中旬から各庁舎で受付開始

　鶴岡市では４日、成人の風しん予防接種費用の助成実施を決めました。

　助成対象者は、昭和39年４月２日～平成２年４月１日生まれ（今年度に24歳～49歳になる人）のうち、妊娠予定又は希望している女性と、抗体価が低いと判定された妊婦の夫及び同居家族です。

　妊娠中の女性、過去に風しんにかかったことのある人、風しん予防接種を２回以上受けている人は対象外です。

　助成額は、

　①風しんウイルス抗体検査費用４０００円（上限）、

　②ワクチン接種費用

・麻しん風しん混合ワクチン（ＭＲ）５０００円

・風しん単独ワクチン３０００円

　１人１回の助成で、助成額を差し引いた金額は自己負担です。

　助成期間は平成25年４月１日から平成26年３月31日接種分まで。

　申請の受付は７月中旬からで、希望者は健康課、地域庁舎市民福祉課に申請し助成券の交付を受けます。

　対象者に該当する人で申請受付以前に接種した人や、鶴岡市以外で抗体検査やワクチン接種を受けた人も還付申請ができます。

　市健康課では抗体検査２１１８人、ワクチン接種３４１人を見込み、１０１７万円の予算を見込んでいます。

　県内では６月末まで患者数は11人、うち庄内は１人となっており、市健康課では、「流行の兆しはないが、夏休みに入り流行地域からの帰省など感染の機会が多くなる心配がある」と述べています。