■出資配当１・４％
前年度は特別配当（米１俵50円）でしたが、今年度は出資配当１・４％が提案されます。
農地の集約化が進み米販売農家が減少していることから、事業配当のみでは偏るとし、米販売農家には米価の上昇もあることから、出資配当に切り替えたとしています。
２０１２年度の事業実績では、米穀販売が１１４億円、園芸特産と畜産を含めた販売総額は１４５億円で、合併基準年（平５）の３０２億円と比べ48％に落ち込んでいますが、平成23年産米から引き続き24年産米も販売が好調で、米穀販売は前年比１０４・１％の伸びとなっています。
事業総利益は前年度より８５０２万円減の45億１７３万円、事業管理費は４２８７万円減の42億９４７３万円で、経常利益は３億７６３９万円（前年度３億７２８２万円）です。
当期剰余金は２億２５１７万円（前年度１億２４１３万円）となります。
総代会では、農機・車両・燃料・葬祭の４経済事業を子会社化するための設立基本構想が提案されます。
昨年12月の総代研修会で、関西アーバン銀行との係争は秋田高裁で９月に和解が成立し、貸倒引当金から支払っていた損害金３億円のうち15％相当の４５００万円が戻し入れとなり、損害金の一部を役員が責任を負うことが承認され、問題の決着が図られました（他に遅延損害金や配当金、相殺処理を含め55％の回収率）。
・ＪＡ庄内たがわの裁判は和解へ／平成21年産米の販売未収金関連
各農協の出資金等の比較
| JA庄内たがわ | JA鶴岡 | JAあまるめ | |
| １正組合員当たり出資金 | 32万8817円 | 27万0094円 | 80万3978円 |
| 正組合員１戸当たり出資金 | 46万4513円 | 43万5252円 | 107万1970円 |
| 正組合員１戸当たり販売額 | 153万2050円 | 250万2488円 | 183万5721円 |
| 正組合員１戸当たり購買額 | 103万1301円 | 169万9834円 | 136万3894円 |
| 自己資本比率 | 18.21％ | 16.63％ | 25.81％ |
| 出資配当 | 1.4% | 0.6％ | 2.0％ |
| 特別配当 | － | 資材0.6％ | 米１俵100円 |
