 高甚式砕土機 |
大正後期から昭和にかけて手広く農機具販売を行なった商店です。
先日孫にあたる高橋健太郎さんから、保存していた高甚式農機具といわれたものの処置について、高橋恵都子さん（駅前）を通して相談がありました。
早速、穂積文化記念館館長・市教委・郷土研究サークル員が調査しました。
「高甚式砕土機」とコピーされている砕土機、「製作地 山形県藤島町 高橋甚治郎」と焼印された馬犂（町制施行の大正11年以降製作）、「金牌 受領」の焼印などがありました。
健太郎氏も近年まで同商店を経営しており３代にわたった商店です。
初代の高橋甚治郎氏について『藤島町史下巻・１９７２刊』は一項を起こしています。
同時代に農機具発展に貢献した人に今間壮太郎、秋山好市らがいますが、高橋氏は余り知られていません。
そこで『藤島町史下巻』の要旨、当日同行し使用したことのある鈴木重雄さん（八色木）などの一文を掲載します。
なお『藤島町史下巻』の編集委員は、長沼源作・小林大隅・今野みつ子ら７人ですが、今野みつ子さんは、甚治郎氏の息女で下町に嫁した健太郎氏の叔母です。（青山、つづく）
