国土交通省は３月29日、平成25年度公共工事設計労務単価を公表しました。
山形県は主要12職種の平均額が１万５１１７円で、前年度比で20・４％増となり、２年連続の引き上げとなりました。
県は、県内の作業員が被災地に流出し、地元の公共工事に影響が出る懸念があることから、労務単価の改善に向け、吉村知事が国土交通大臣に今年１月、直接要望をおこなっています。
県の25年度労務単価の主なものは、普通作業員１万３５００円（21・６％増）、有資格の交通誘導員Ａ９６００円（14・３％増）など。
全国では、全51職種の平均値は加重平均で16・１％増の１万５１７５円（単純平均15・１％増の１万８９９６円）。
東日本大震災の被災３県（岩手、宮城、福島）は、25・５％増の１万６５０３円（単純平均21％増の１万９３７３円）。
市内のある建設業者は、「山形県はこれまで余りにも低すぎた。全国平均を超える20％アップは歓迎だ。これからも改善を要望していく」と語っています。
