農業用廃プラ処理の助成

来年度から廃止か

　鶴岡市は農業用廃プラスチック処理の助成を来年度から廃止する方針です。

　農業用廃プラ処理については、平成18年度までは県の補助事業を受け、「農業用使用済プラスチック適正処理推進協議会」が実施していたもので、前知事の行革で19年度に廃止され、鶴岡市が単独で助成を継続してきました。

　しかし市の行革により23年度から段階的に削減し25年度から廃止するとしています。

　市の補助率は処理費用の６分の１（㌔当たり約７円）に農協が５円上乗せし、㌔当たり43円の処理費用に対し12円の補助で農家負担は31円／㌔となっています。

　しかし市の補助率は23年度に８分の１、24年度に10分の１に削減、その分を農協が上乗せする形で農家負担は31円／㌔が継続されてきました。

　農林水産部では、雪害による処理に対しては別途対策で助成するとのことです。

　県は農業用廃プラの回収率を平成22年度の77・５％から平成27年度には85％、32年には90％に高めるとしており、対策途上であり、補助廃止は問題です