25日午後３時過ぎに車中でラジオをつけたら誰かが話している。聞いていると石原都知事の辞任会見だ。私は辞任理由をのべれば会見は終わるかと思っているのに、国政への持論をのべさせている。「国政の矛盾の最たるものは、占領軍が一方的に与えた醜い日本語でつづられた憲法だ」「今の若者にシャンとしてもらうために、自衛隊でも、警察でも、海外協力隊でも、連帯責任をおって無償行為を経験したらいい」などと言いたい放題、国政に再度出馬するというのだから選挙演説をさせているようなものではないか。公共放送を自認するＮＨＫである。私は腹が立ってスイッチを切った。延々50分もさせたという。翌日の新聞は、第３極結集にはずみがつくと１面トップ扱いである。
しんぶん赤旗はどうだろうか。１面トップは「高汚染水建屋で被ばく 元作業員、東電などを告発へ」である。福島第１原発事故の緊急作業についた元作業員が、年間被ばく量を超えないような措置をとらなかったことは労働安全衛生法違反として労働基準監督署に告発する準備をしているという記事である。
石原辞任については、２面で「現憲法を攻撃 保守新党をめざす」の記事と翌27日付の２つのコラム「延々自説憲法<無効>論まで」「都政投出し 国政での悪政推進は許せない」である。
