敬老の日、日野原重明さん「憲法を守っているのは共産党だけ」

―「しんぶん赤旗」を読んで　青山　崇

　敬老の日、しんぶん赤旗は主張「幸せに年を重ねられる社会を」、そして冒頭、徒然草「老いて智の若き時よりまされる事、若くして貌(かたち)の老いたるにまされるが如し」で始まる「潮流」で書いています。

　よど号ハイジャック事件の人質となって九死に一生を得た日野原さん、「子どもたちが選挙権を持った時に、憲法９条を守り抜く選択をしてくれるのが願い」と全国の小学校で「命の授業」をしてきまし。「憲法を守っているのは共産党だけ」、かつて赤旗とのインタビューでのこたえです。そして今、新著『３・11後を生きる「いのち」の使命』で、日本の10歳の子から、世界の10歳の子へのメッセージを送る運動を提唱しています。　　

　老いたる者の知恵が、子ども・若ものに伝えられる機会がたくさんあればと思います。

　ところが高齢者いじめの政治です。民主党は後期高齢者医療制度廃止の公約を廃棄したし、「国民皆保険」を崩そうとしています。世界的権威のあるイギリス医学雑誌『ランセット』）は、日本が短期間で長寿社会を実現した大きな要因となった制度と言っているのにです。