合併算定替えは38億円に拡大

普通会計実質の黒字32億円に

鶴岡市23年度決算

　鶴岡市の平成23年度決算は、普通会計全体で歳入６８２億８千万円（１・６％増）、歳出で６３０億円（１・０％減）、実質単年度収支は32億７千万円の黒字となりました。

　行革で職員給与は２億円の減、人件費総額で１億円減少し、公債費は７億円圧縮したとのことです。

　市長説明で、地方交付税について「小規模市町村へ重点的に配分する傾向が強まり、このため合併算定替えと一本算定の差額が、これまでの32億円前後から約38億円に拡大している」と述べています。

　市当局は、将来の交付税削減を見越して、今からその分の黒字を確保していく方針です。

　合併のマイナス効果はますます本格化し、「行革」優先で行政水準後退は許されません。