ルネサスは雇用維持せよ

党山形県委 工場閉鎖で知事要請 （しんぶん赤旗７月18日から）

民報藤島2012年7月22日第854号
新つるおか2012年7月22日No.1800

青柳次長（左）に要請する （右から）長谷川、太田、渡辺の各氏＝17日、県庁

　日本共産党山形県委員会（本間和也県委員長）は17日、ルネサス鶴岡工場の閉鎖・売却問題で、吉村美栄子知事に対し雇用の維持・確保などを求める要請をしました。

　太田俊男党県副委員長、渡辺ゆり子県議、長谷川つよし衆院山形３区候補が商工労働観光部の青柳剛次長に要請書を渡し意見交換しました。

　要請は、ルネサスエレクトロニクスに対し要請してほしいこととして、

▽工場の閉鎖・売却などの見直し

▽労働者の維持・確保。

　県に対しては

▽再就職を希望する非正規を含む全ての労働者の雇用確保に全力で取り組む

▽協力会社、下請け企業などの連鎖倒産防止の特別対策を講じるーの４項目です。

　太田県副委員長と渡辺県議は、山形県がルネサスの前身のＮＥＣに対し、２００５年度に企業立地促進補助金として３億円支出していることを指摘し、労働者の雇用の維持をルネサスに要請することを求めました。

　長谷川３区候補は、子育て世代の人が、先行きを非常に心配しているという声を紹介し、雇用確保を要請しました。

　青柳次長は、吉村知事が今月３日、「事業の継続と雇用の維持確保に配慮するよう強く求めていく」とのコメントを出していることを紹介し、「私たちも非常に心配しています。雇用の確保が一番だと思っています。情報収集に努め具体的提案をしていく」と述べました。