総括質問での榎本政規市長の答弁

「脱原発をめざす首長会議」に加わる考えはない

民報藤島2012年6月17日第849号
新つるおか2012年6月17日No.1795

　脱原発について榎本市長は、「東北で最大の行政面積１３１１㎢をもつ本市は73％が森林で、木質バイオマスや太陽光、風力等の再生可能エネルギーの潜在能力は高いとの調査結果が出ており、これらを活用して原発への依存を減らし、同時に地域の活性化につなげていくことが大切である。

　しかし、これらは電力の安定供給という点ではまだまだ課題があり、電力が安定的・安価に供給できなくなると、国民生活や日本経済に極めて大きな影響及ぼすので、本市としては現在、脱原発の立場に立って『脱原発をめざす首長会議』に加わる考えはない。

　ただ、原発問題は大変大きな課題であり、将来にわたって安心して暮らしていける社会を構築していくためにも、原発の中長期的な位置づけについて、国としてどうあるべきかを示すことが重要だ」と答え、脱原発に否定的な考えを示しました。

　ルネサス山形セミコンダクタ鶴岡工場について市長は、「適切な情報把握に努めながら、鶴岡工場の事業と雇用の継続が図られるようあらゆる対策を取っていく」と答えました。