 成沢昭信・陽子夫妻。 左は聞き役を務めた青山崇氏 |
藤島からは、ケリーさんが２年ほど寄留した成沢昭信・陽子ご夫妻（渡前）、藤島・ワッパ騒動顕彰会の守谷吉男・太田榮市、成沢功、青山崇夫妻各氏ら、阿部昌司県議、加藤鉱一市議、阿部克郷（成沢昭信氏同級生）らが参加した。
研究協力した堀司郎、前田光彦両氏、成沢ご夫妻が語り、著書『19世紀日本における権威への服従と反抗』（１９８５年）を訳文した中田義男氏が話した。
ケリーさんと藤島の関わりは、ケリーさんが１９７６年（昭和51）、文化人類学研究のため山大農学部に研究生として来日したことから始まる。
成沢昭信氏の父上故成沢昭氏宅におもに寄宿し、藤島の人々と気楽に付き合いながら調査研究に励んだ。
会に寄せたメッセージに「渡部俊三先生（渡前）や故成沢昭さんとご家族に大変世話になり一生の友情が続いている。」とある。
ケリーさんはアメリカ人で、フルネームはWilliam W. Kelly、ウィリアムW.ケリーである。人柄は集いでの各氏の話から拾うことにして学績について紹介しよう。山大名誉教授渡部俊三氏の寄稿「ケリーさんの旭日中綬賞受賞を終えて」（「荘内日報」２０１０年１月６日）を参考にさせていただく。
なお受賞は２００９年で、アメリカにおける日本研究発展と後進育成の貢献によるものである。（青山）
