 講演する市川誠一医師  真剣に聞き入る参加者 |
血管障害で起る脳梗塞・同卒中・くも膜下などの症状と原因、手術の様子、食生活・運動・休養による予防などを自作スライドによるリアルな講演に引きつけられ、質問もたくさん出され、「ええ話だっけの」「診でもらいさえがねば」などの声も聞かれ、有意義な研修会になりました。榎本さんに感想を書いていただきました。
■「福祉婦人部研修会に参加して」 榎本よし子
鶴岡協立病院市川誠一先生を講師に迎え福祉婦人部研修会が開かれ、私も老骨にむち打って参加させて貰いました。
老人クラブならず婦人部の集いなので、当然乍ら若い人が大半をしめ会場はほぼ満員でした。
主催者側の心のこもった挨拶で開幕、青山崇さんが庄内医療生協藤島駅前班長のお立場で講師を紹介されました。
市川先生は山梨県御出身、心臓外科循環器科の名医で、庄内に来られて８年、患者の話をよく聞いてくださるきさくな先生であること。風貌の事に及んでは、親しみを持ったジョークを交えての表現で会場の笑いを誘いました。が、どうしてどうして、にがみ走った男前、俳優の柴田恭兵を彷彿させる御医者様であります。
会場は既にスライドの準備も完了し灯は消されました。いよいよ映像をレーザーで追っての本番です。美しい庄内の風景、そしてその道路地図、交通の流れの重要性、それにも似た人体の血管の流れの重要性を切々と説いて下さいます。
生々しい手術現場の映像を見せて下さいました。心臓の断面映像もありました。先生の奥様がアシスタントで画面を操作して下さいました。市川先生が力説されました。身体に異変が起きたら昼夜の別なくすぐに病院に来なさいと。この時私はふと感じました。近くにこの先生がいて下されてほんとうに良かった、今日この会場に来て良かった、と。
充分な質疑応答の時間を残して講演は終了、個人的な質問も良く受けて下さいました。最後の画面に「居眠りもせずおつき合い頂き、ありがとうございました」とあり、またまた感激、こちらこそありがとうございました。今日のこの企画のすばらしさ、福祉部長さんまた役員の方々に、大きな拍手をおくります。
ちなみに、福祉とは何ぞや。広辞苑を繙いて見ました。「さいわい」「しあわせ」「幸福」とありました。
■電話予約で先生の診察が受けられます。
協立病院付属クリニック（ＴＥＬ２８・１８３０）に「○○ですが、（「足にしびれがあるので」など）心臓外科循環器科市川先生の診察の予約をお願いします」と言って下さいとのことです。
