環境浄化は地域全体が受益

下水道使用料の値上げ案に反対

　第３回鶴岡市下水道使用料等審議会が７日、市役所で開かれ、旧町村の下水道使用料値上げ案（月額30m3当たり５０４～７６６円アップ）に対し、委員から意見が出されました。

　旧鶴岡市から出ている委員からはおおむね、「合併後６年が経過しており、同じサービスなのに料金が異なるのは理解できない。料金統一に近づけるのは賛成」という意見で、旧町村から出ている委員は「負担が増えるのは困るが料金の統一はやむをえない。ていねいな説明で住民の理解を得る努力が必要だ」という意見が多数でした。

　委員として出席した加藤鉱一議員は、「旧町村はこれまで、下水道普及による環境浄化や公衆衛生は地域全体が受益を受けるものと考え、資本費は使用料に含めず、水洗化率を高めるため低料金としてきた。いま市民は、景気低迷や復興増税などが懸念され、負担増を受け入れる状況にはない」と、値上げ案に反対の意見を表明しました。

　次回の第４回審議会（24日）で答申案がまとめられる予定です。