改正案での値上げ額は、月額20立方㍍で羽黒３９９円、櫛引３４６円、藤島２４１円、朝日・温海１８９円。
同30立方㍍で羽黒７６６円、櫛引６６１円、藤島６０９円、温海５５６円、朝日５０４円です。
■資本費を算入すれば大幅な値上げ
市は前回、平成19年11月の同審議会答申で、
①平成20年度＝維持管理費１００％を算入
②平成22年度＝維持管理費１００％と資本費20％を算入
③平成24年度＝維持管理費１００％と資本費50％を算入し、使用料を統一するーとしていました。
しかしリーマンショックによる不況の影響で22年度の値上げを見送っていました。
今回の改正案は、第２段階として維持管理費１００％と資本費（建設に伴う借金）20％算入を基本とし、単純な算定で藤島・朝日・温海が30％を超える改定率になることから、激変緩和措置として中間的な使用料体系とすることと、第３段階で統一するとしました。
旧町村はこれまで、環境浄化は地域全体が受益を受けるものと考え、資本費は使用料に含めず、水洗化率を高めるため低料金としてきました。
下水道使用料に資本費を算入すれば大幅な値上げが避けられません。
今後のスケジュールは、10月７日の第３回審議会で改定案が協議され、10月21日予定の第４回審議会で答申案がまとめられ、12月議会に提案。来年５月から実施するとしています。
