農民は純朴
▼セシウムが毎日、ニュースになった。政府も東電も出したくなかった単語だ。
▼セシウムが、餌として与えた稲わらを通して牛の体にたまっていたというのだ。
▼しかし、ここで疑問が湧いてくるのは私だけではないでしょう。
▼今までニュースを聞いてシックリいかないものが数々あったが、セシウムだけなのか。
▼周知が徹底されなかったというが、稲わらは想定外だったという。そんな指示がなぜニュースにならなかったのだろうか。
▼早くニュースになっていれば、それを知らずに牛に食わせた農家は謝る理由になるだろうが、行政の不手際でおきたことに謝る農家は本当に純朴である。
▼謝らなければならないのは、原因者である東電なのだ。
▼牛を出荷できないので政府が買い上げるというが、農家は今々生活が困るのだ。
▼また、政府が買い上げるということは、犠牲になった農家を含めて、私たち国民が負担することになるのだ。
▼セシウムは今は出ていないのか。セシウムと一緒に出た放射能は、何がどこにたまっているのか。自然界にはない放射能だから健康に良いわけがない。
▼どうすれば知ることができるのか。やはり政府も東電も教えたくないのだろうか。 （石川）
