侵略美化の教科書

不採択に
民報藤島2011年8月7日第806号

　鶴岡市教育委員会定例会が７月28日開かれ、２０１２年度から新学習指導要領が全面実施される中学校教科書について採択をおこないました。

　日本が起こした戦争を侵略戦争ではなく自衛戦争で、アジアのための戦争であったかのように美化して描いている「つくる会」系教科書（自由社と育鵬社）の歴史教科書は採択されませんでした。

　同教科書は、いま大問題になっている原子力発電については露骨な推進論が書かれています。

　「自由社」が発行した「中学用歴史教科書」で、年表のほとんどが他社の教科書から流用されていた問題も発覚しています。

　今回の教科書採択では、９教科中４教科７種の教科書会社が変更になり、他の教育委員会との調整や県教育委員会への報告等手続を経て、８月31日に結果が公表されます。