藤島地域の平成22年度出生数は初めて80人を下回り、75人と低下傾向に歯止めがかかりません。
しかし、長沼地区はこの４年間、８～10人の出生数を確保しています。
■複式学級
長沼小学校は23年度、３・４年生と５・６年生が複式学級です。
３月29日の第７回鶴岡市学校適正配置検討委員会では最終報告案が決められ、「複式学級の解消に努める」としました。
複式学級は、「公立義務教育諸学校の学校編成及び教職員定数の標準に関する法律」では、２学年合わせて１年生を含む場合は８人以下とし、それ以外では16人以下となっています。
長沼地区の０歳～３歳児は複式学級にならない子ども数です。
■藤中１年３クラス
県の少人数学級「サンサンプラン」（33人学級制）は吉村知事のもと、今年度は県内すべてで中学３年生まで拡大されました。
昨年度はモデル校８校の中で藤島中学校が選ばれ、３年生まで先行実施。４クラスが実現されてきました。
しかし23年度は藤中１年生は99人で、あと１人いれば４クラスになるところ、３クラスになりました。
■避難所となる学校
３・11の空前絶後の東日本大震災の日から、私たちの考え方の根本的転換が迫られています。
効率優先の社会ではなく、地域住民の命を守る安全な社会へ、避難所となる学校の統廃合も出発点から考え直さなければならないと思います。
