『大地動くー蘇る農魂』

真壁仁・野の文化賞受賞を祝う新年会

森藤右衛門顕彰碑建立支援を

　藤島・ワッパ騒動義民顕彰会が10日、『大地動くー蘇る農魂』真壁仁・野の文化賞受賞を祝う新年会を開きました。

　太田榮市代表は、「昨年は顕彰板建立、今年は受賞と本当に皆さまのご協力の賜物です」と挨拶。つづいて顕彰会事務局長星野正紘さんが、本作成の経過とその反響などを報告。芥川賞作家で三川町とゆかりのある奥泉光氏から「庄内史の蒙(もう)を啓(ひら)かれた」という返礼を紹介しました。

　乾杯の音頭をとった守谷吉男顧問（元県議）は、「ワッパ騒動は権力と闘うことを教えている。また真壁さんとは、昭和34年(１９５９)参院選に立候補したとき連日就いて応援した人」と語りました。

　懇談では、偉大な指導者・森藤右衛門顕彰碑を建てるよう、守谷さんを中心に酒田に呼びかけ支援していくことを確認。本の感想として、顕彰碑を建て本もつくる、このように物をつくることは顕彰運動を広く進める大きな一歩になると話していたことなども紹介され熱気に包まれた会になりました。

　なお、劇団だいこん座の「ワッパ一揆」上演に役者として出演、本普及も進める加藤鉱一市議も参加し懇談しました。