ＪＡ庄内たがわ主催

婚活でサクランボ狩り

鶴岡市でも婚活事業の検討

　ＪＡ庄内たがわ生活福祉部の企画・主催による「婚活イベント」が11日、羽黒町「さくらんぼ園」でおこなわれました。

　当日は独身の男女各17人づつが参加し、鈴なりになったサクランボ園でサクランボ狩りや農協畜産課差し入れのバーベキューを思う存分楽しみ交流しました。

　１月31日に設立された「やまがた婚活応援団＋（プラス）」の婚活コーディネーター小笠原学さん（ＮＰＯ法人元気netかほく）の支援を受け、ＪＡ庄内たがわ青年部が準備と当日運営に協力しました。

　県の「平成22年度地域子育て創生事業費補助金」の採択も受けています。

　当日すぐにカップル誕生とならなかったものの、会が終わってからも数グループづつが集まって携帯電話の番号を教え合ったりして、出会いの場の企画としては大きな成功でした。

　ＪＡ庄内たがわ生活福祉部では、「通常の忙しい仕事に追われながらの新規の企画で大変だった。申し込みが定員男女各20人を超え断りが続いたが、後でキャンセルがあったりして、補欠参加者を決めておくなど今後の課題も残した。準備や企画などで実行委員を募ることも必要だ」と語っていました。

　農協では来年も同様の企画を続けたいとしています。

■農業委員会や市「子育てプラン」で

　鶴岡市でも若者の婚活事業の検討が始まっています。

　市農業委員会では５月28日の総会で、３つの専門委員会のうち「農業振興、担い手」専門委員会で「婚活イベント」の方針が提起され検討が始まっています。

　また５月策定の鶴岡市の「次世代育成支援対策推進後期行動計画」（子育てプラン・22～26年度）では、22年度に新たに「未婚化実態調査・検討事業」に着手します。

　５年前の国勢調査で未婚者数の多さは明らかです。