藤島地域の敬老会

地区実行委への委託から補助金方式へ

　藤島地域の敬老会が18日に長沼で、25日に八栄島・東栄・渡前で、５月２日に藤島地区でおこなわれます。

　75歳以上の招待者は２２１７人（21年度２１７２人、20年度２１１２人）です。

　祝い品は77歳喜寿１２５人（21年度１５８人）に座布団、88歳米寿86人（同61人）に賀詞が贈呈されます。

　藤島地域独自に招待者全員に記念品として５００円程度の「干支湯飲み茶碗」を計画しています。

■予算も年々削減

　市町村合併後、敬老会予算は年々削減され、藤島地域では、合併前には招待者１人当たり３１５０円＋記念品「藤の花湯飲み茶碗」だったものが、22年度予算では記念品と諸経費含め２４００円に大きく減らされました。

　地区実行委員会では賄い費などを削減するなど苦労しています。

　鶴岡市では敬老会の持ち方の統一が段階的におこなわれ、対象年齢は75歳以上とし、羽黒・櫛引・朝日・温海が段階的に年齢が引き上げされています。

　公費負担のあり方は、鶴岡の補助金方式に統一するとして、地区実行委員会への委託だった藤島が今年度から補助金になり、行政直営の櫛引・羽黒は24年度に補助金になります。

　補助金の水準も鶴岡に統一となれば、これまでのような敬老会が実施できなくなります。

　これ以上の「敬老会」縮小を許さず、「高齢者を敬い長寿を祝う」心を市政に取り戻さなければなりません。

　わずかの年金から天引きする介護と医療の保険料も引き上げ、高齢者を苦しめる政治を変えるためにも、参院選で日本共産党の躍進が大切です。

地域別敬老会・対象年齢 合併前 ２１年度 ２２年度 鶴岡 ７３歳 ７５歳 ７５歳 藤島 ７５歳 ７５歳 ７５歳 羽黒 ７０歳 ７２歳 ７３歳 櫛引 ７１歳 ７３歳 ７４歳 朝日 ７０歳 ７２歳 ７３歳 温海 ７０歳 ７２歳 ７３歳

地域別敬老会　公費負担方式 合併前 ２１年度 ２２年度 開催時期 鶴岡 補助金 補助金 補助金 町内会主催６月、９月 藤島 実委へ委託 実委へ委託 補助金 地区実行委４月、５月 羽黒 行政直営 行政直営 行政直営 ５月最終日曜日 櫛引 行政直営 行政直営 行政直営 ５月最終日曜日 朝日 実委へ委託 補助金 補助金 ４月下旬～６月 温海 報償費 補助金 補助金 ９月

地域別敬老会・招待者１人当たり公費負担額 合併前 ２１年度予算 ２２年度予算 鶴岡 １１００円 １１００円 １１００円 藤島 3150円＋記念品 ２７００円 ２４００円 羽黒 ２７３０円 １３１１円 １２３７円 櫛引 １８５５円 １３５８円 １３５６円 朝日 ２５００円 ２１２６円 ２１３３円 温海 ６００円 １１２６円 １１２６円 （注）羽黒・櫛引は行政直営で招待者１人当たり総経費

地域別敬老会予算 ２１年度予算 ２２年度予算 増減 鶴岡 1710万5077円 1751万円　　　 ＋　２％ 藤島 596万4045円 542万1600円 ▲　９％ 羽黒 286万7505円 255万2000円 ▲１１％ 櫛引 234万4750円 224万1000円 ▲　４％ 朝日 288万9000円 272万円　　　 ▲　６％ 温海 298万4000円 281万9000円 ▲　６％