藤島・ワッパ騒動義民　顕彰募金運動へ

世話人会結成、藤島八幡神社境内に顕彰板設置

　このほど、藤島・ワッパ騒動義民顕彰世話人が結成され、八幡神社奉賛会、仲町町内会の賛同と協力によって同社内に顕彰板設置が決まりました。

　世話人会は顧問・守谷吉男（新町）、代表・太田榮市（藤岡）、青山崇（駅前）朝比奈友明（仲町）大井二千郎（川尻）太田伝二（仲町）上林幹夫（添川）斉藤忠雄（長沼）鈴木重雄（八色木）鈴木隆（小中島）成澤功（仲町）成澤辰己（宝徳）早坂清輔（上町）深井嘉市（長沼）本間豊治（平形）ら15氏です。

　連絡先は太田代表宅で電話・ＦＡＸ（64）３４０６。

　募金総額は20万円、一口５００円以上とし世話人が受付に当たります。

　趣意書はおおよそ次のとおりです。

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　明治新政府は１８７４（明治５）年、物納から金納を認めたが、酒田県は、米が高騰していたので知らせず膨大な利益を得た。

　これを知った農民は怒り、「ワッパ一杯分の金を戻せ」を合言葉に立ちあがり、紆余屈折をへて勝利した。

　全国的な評価も高く庄内の誇りである。

　昨年９月、上郷・大松庵に「ワッパ騒動義民之碑」が建立された。

　藤島地区でも、70余名の指導者のもとに団結し各地で寄り合い運動を進めた。

　指導者を義民と称え永く顕彰するとし、多くの方の募金を期待している。