米価暴落を農水省が主導

　農水省は11月26日、適正備蓄水準の１００万トンまで買い入れるため、16万㌧の政府米買入を決めましたが、12月24日の初回入札は、業者が「予定価格安すぎる」として落札ゼロという結果です。

　備蓄米買い入れは、庄内農民センター（現・庄内農民連）の呼びかけで開かれた「米価急落!!怒りの市民大集会」（８月１日）の大きな成果です。

　しかし農水省は、産地品種銘柄ごとに入札する従来方式を改め、今回から全国一律の予定価格を決めて、最も安い銘柄の中から買い取る仕組みにしました。

　これでは米価暴落を農水省が主導するようなものです。