未婚率高い温海

結婚相談事業の廃止で良いのか

　旧温海町が２００３年度から始めた「結婚相談事業」（予算２００万円・合併後93万円）が08年度で廃止されました。

　温海地域の未婚率は、他地域と比べて30代～40代で特に高く、特殊事情があります。

　温海町の高齢化率は32・３％で県内３位。年間約２００人も人口が減少しています。

　「登録お見合い制度」で男性の研修会や交流イベントを企画してきましたが、教訓は生かされなかったのでしょうか。

■県内では多彩に

　酒田市まちづくり推進課では09年度から、結婚仲介者の登録制度で１組成立に８万円支援する「結婚推進支援事業」を始めました。

　４年間続けた「男女交流推進事業」（交流パーティ補助金）から効果あるものにしました。

　県内では、
　○山形市市民相談課の「結婚相談業務」、
　○尾花沢市社会教育課の「ふれあい交流推進事業」と結婚促進協議会「ＬａＬａネット」、
　○西川町健康福祉課の「ブライダルサポート事業」、
　○朝日町政策推進課の「ハッピープランサポート事業」、
　○米沢市商工観光課の「ホワイトフェスタ」、
　○南陽市中央公民館の「結婚推進事業」、
　○白鷹町産業振興課の「後継者育成対策事業」、
　○飯豊町総務企画課の「ときめき結婚奨励事業」など、創意工夫した取り組みがあります。

　何もないのが新鶴岡市では、少子高齢化に危機感がありません。