「ふじしま夏まつり」は

住民から協賛金

　「ふじしま夏まつり」が８月２日開催予定ですが、今年から藤島地域の住民から１戸当たり２００円の協賛金を集めるとのことで、住民合意のないカンパに疑問がもたれています。

　発端は昨年の実行委員会（委員長・小野由夫藤島観光協会会長）で、これまで商工業者から集めてきた夏まつり協賛金を21年度から集めないことにし、その分を住民にお願いすることに決め、町内会長会も了承していたとのことです。

　ところが、今年になって町内会長が替わるなどで周知されず、住民の合意を得る努力もなく実施されます。

■市から仕事ない

　商工業者の協賛金は、「不景気でカンパどころではない」ということですが、一番は「合併して、鶴岡市から仕事もない。納品もない。それでも今まで通りにカンパだけ出せでは納得いかない。」「これまでは藤島町からいろいろ仕事をもらっていたから、少しでも町に恩返しのつもりでカンパに協力してきたがそうはいかなくなった。」という声です。

　地域庁舎へのまつり予算は鶴岡市の毎年５％シーリングでカットされ、藤島庁舎では昨年度２００万円から21年度は１９０万円に引き下げられました。

　カンパを知らされた住民は「鶴岡市になって赤川花火大会に１００円カンパで、今度は夏まつりだ。強制ではないといって、しかし負担ばかり増える」という声をあげています。