日本共産党との語らい

共産党は小さくて力にならない、か　②

小さくとも大きな仕事

共同を呼びかける党

　共産党の支持率は２～３㌫で国会の議席も少なく一般的には小さな政党です。

　しかし派遣問題では国民の運動と共同して、国会で少ない質問時間を活用して提言したり、志位委員長がキャノンなどの大企業に直接出向き交渉したりして大きな社会問題にして是正させました。

　また、オバマ大統領の核廃絶の演説について書簡を送り、初めて返書が届きました。

　このように共産党は小さくとも大きな仕事もできるのです。

　共産党は統一と統一戦線政策を持っています。

　広辞苑は、統一を「多くのものを一つにまとめあげること」、統一戦線を「ある共通の目標に対して諸党派または諸団体が形成した持続的な運動形態」としています。

　「独立・民主主義・平和・生活向上を求めるすべての人びとと結集し」「世界観や歴史観、宗教的信条の違いをこえて」共同することを綱領に明記しています。

　野中広務さんとのインタビューもこの視点があればこそーもちろん野中さんが応じるという意思があってのことですがー実現したのです。

　共産党は一党だけで、平和・民主の日本をつくる大事業ができるという独善的な考えは持っていないのです。

　「違いをこえて」国民の利益という一致点で共同するという綱領のもとで日々活動しているのです。

　それにしても、さし当って支持率２桁、国会議席は数十議席が欲しいものです。その実現はつぎの総選挙です。（Ａ）