■前回得票を１・ 56倍伸ばし
三川町議選（定数10）が15日投開票され、日本共産党の佐藤政弥氏（66）＝現＝が５３２票を獲得し、トップ当選を果たしました。
前回得票を１・56倍伸ばし、 日本共産党の２００７年参院比例の１・９倍、05年衆院比例の１・65倍にして11期目の当選となりました。
■雇用と仕事守れ
町議選の結果は、雇用・くらし悪化のなかで日本共産党への期待がかつてなく高まっていることを示しました。
佐藤氏は、阿部誠町長に対し２月４日、「深刻な不況から雇用・くらし、営業を守る緊急申し入れ」をおこない、町長から「雇用と仕事の確保は急務だ。雇用実態をすぐ調査する。菜の花商品券への支援を予算化する。住宅建設祝い金制度は前向きに検討したい。デマンドタクシー運行は利用しやすいよう改善する」など積極的な回答を引き出しています。
選挙戦では、国保税や介護保険料の負担軽減、三川中学校の建設への地元業者の参加拡大などを訴え、大きな共感を呼び支持を広げました。
■合併押し付けから町民を守った
佐藤政弥町議は、三川町の自立の選択で、富塚陽一鶴岡市長の合併押しつけから三川町の町民を守って奮闘し
たことも町民から高く評価されました。当時の合併協議で富塚市長から財政危機を理由に三川中学校建設の約束を取り付けられなかったことで、阿部誠町長は合併離脱を決断。２００７年１月28日の町長選挙で自立を掲げて当選しました。
■三川中学校の建設
三川中学校建設は、国の補正予算で国庫交付金が増額され、計画より１年早く建設に取りかかります。
２月24日には校舎建設の入札、３月には着工となります。
22年７月に校舎完成、23年度に体育館の実施設計、24年度着工、25年度に外構工事をおこない完成となります。
平成18〜25年度の総工事費は約19億円となり、不況が深刻になっているもとで三川町の自立の選択は大きな仕事を生み出します。
佐藤政弥氏は選挙戦で「三川中学校の建設に多くの地元業者が関われるよう力をつくします」と訴えました。
合併推進派は、新しい議会では小林茂吉議員と成田元一議員の２人だけになりました。
